INTERVIEW

「トモダチコレクティブ」特別対談 <ユナイト×HERO>
対談メンバー:ハク、莎奈、YU-TA、yusuke



■「楽しそうに罵倒し合ってたって(笑)」(ハク)

──「トモダチコレクティブ」というタイトルからも分かるように、今回のイベント・ツアーは、ユナイトのメンバーがプライベートでも仲の良い友達に声をかけるところから始まったんですよね?

ハク:はい。まず、メンバーがプライベートで遊んだ事がある人だけ集めようというところから話が始まったんですけど、俺はHEROのYU-TAくんとは飲みにも行った事があるし、面白いから好きなんですよね。で、JINくんと未緒さんは前にイベント・ツアーで対バンした後に、酔っぱらって口喧嘩をした事があるんですよ。残念ながら、俺はその場にいなかったので見ていなかったんですけど、他の人から聞く限り、楽しそうに罵倒し合ってたって(笑)。

莎奈:楽しそうに罵倒してたんだ(笑)。それって、俺がユナイトに加入する前の事だよね?

ハク:うん、多分。でも、未緒さんが酔っぱらってそういう風になる事って滅多にないから面白いなって。だから、今回もまた何かあったら良いなぁって思ってるんですよ。

yusuke:また何かって(笑)。でも、ステージ上でバトルがあったら面白そう(笑)。

YU-TA:じゃあ、まずはお互いに酒を飲まさないと。

莎奈:で、最終的に2人でラップバトルをするっていう。

──どんな内容のイベントなんですか、それ(笑)。とりあえず、話をおさらいしてみると、元々はハクさんとYU-TAさんがお友達で、そこから今回のイベントにHEROが参加する事になったと。

YU-TA:そうです。ハクちゃんとはいつも愉快に飲んでます。

莎奈:そもそも、2人はどれぐらい前から知り合いなんですか?

ハク:面識は結構前からあったとは思うんだけど、何がキッカケで仲良くなったのか覚えていなくて。

YU-TA:確か、同い年っていうのが仲良くなったキッカケだったかも。でも、真面目な話ってした事ないんですよ。楽器の話なんかしたら5分で終わりますよ、俺(笑)。

ハク:YU-TAがリッケンバッカーのベースを買って、「それ良いね!」って言ったのが、楽器の話を初めてした瞬間だったような。

YU-TA:それに対して、「この色が良いでしょ!」って言って終わり。

yusuke:色だけなんだ(笑)。

ハク:でも、それからずっと交流は続いているんですよね。今回も、「空いてる?」って聞いたらすぐに出てくれるって言ってくれたんですよ。

莎奈:早かったですよね。

YU-TA:ちょうど日程的にも大丈夫だし、OKって。

yusuke:出よう、出ようって。

──そんな簡単に?

yusuke:うちはいつもそんなノリですよ(笑)。

ハク:何か、どんなイベント内容なのかっていう細かい事も気にせず、快く引き受けてくれたのが嬉しかったですね。


■「ポカリスエットみたいな人だなぁって。」(莎奈)

──ところで、莎奈さんとyusukeさんはどれぐらい仲が良いんですか?

莎奈:前に対バンした時、少しお話させてもらってはいるんですけど、僕は緊張しすぎてて、「は、はい」としか言ってなかったような気が(笑)。

yusuke:その時は音楽の話とか、深い話はしてなかったですね。でも、莎奈くんの事は良いドラマーだなとは思っていたので、ずっと話をしたかったんですよ。

莎奈:あ、それは僕も同じです。実際に話してみると、ポカリスエットみたいな人だなぁって。

YU-TA:あぁ、その表現はすげぇ正しい。二日酔いの時に会うと、一気に酔いが覚めるからね。

ハク:爽やかって事ね(笑)。

莎奈:で、その時、一緒に写真を撮ってもらったんですけど、今回もぜひ一緒に写真を撮っていただけたらなぁって。

yusuke:ぜひぜひ、撮りましょう!

──何だか、楽しくなりそうですね?

莎奈:HEROの皆さんには大阪公演から参加してもらうんですけど、当日は僕の誕生日なんですよ。

YU-TA:じゃあ、これはもうパーティーをするしかないですね。

yusuke:パーティーしちゃう?

莎奈:おねがいします! この日はカメレオも出演してくれるので、グチャグチャなノリになるだろうなって。だから、僕の誕生日を祝うというよりは、全員で本気を出してステージをグチャグチャにしてほしいんですよね(笑)。まぁ、この日に限らず、そうしたノリを出してもらいたいところはあるんですよ。普通だと、対バン形式のイベントってバンド同士の戦いっていうイメージがあると思うんですけど、それよりは、みんなで一緒にライヴを作りたいなっていう気持ちの方が強いんですよね。でも、その為にはまず、僕が率先して友達を作らないとなぁって。

──けど、これでもうyusukeさんとはマブダチですよ。

YU-TA:俺がコーヒー飲んでる間にマブダチになってたとは(笑)。

莎奈:ぜひ宜しくお願いしたいです(笑)。でも、HEROも歌モノを大事にしているバンドなので、ユナイトとは音楽性が近いと思うんですよ。ライヴの運び方は全く違うと思うんですけど、曲だけで見たら近いのかなって。それと、いきなりなんですけど、どうでもいい話をしてもいいですか。僕、前のバンドをやっている時、HEROの曲をセッションでしかけた事があるんですよ。

YU-TA:しかけたって事は、実際には演奏しなかったんだ?

莎奈:そうなんです、していないんです。

YU-TA:へぇ、そうなんだ。って、それはあれだね、本当にどうでもいい話だね(笑)。

莎奈:すいません(笑)。

──せっかくですから、この機会にセッションをやってみてはいかがです?

莎奈:えっ、良いんですか!

ハク:何か良い曲ある?

YU-TA:やっぱり、「テノヒラ」かな。

yusuke:そうだね。セッションやるってなると、みんなこの曲を挙げてくれるよね。簡単って。

YU-TA:こっちとしても、良い曲だよって出しやすくもあるし。

yusuke:でも、これ、本当に5分で覚えられるよね。

YU-TA:そう。それだけシンプル。

ハク:じゃあ、今から練習に入りますか(笑)。逆に、うちの曲だと何が簡単だろう? 「WONDER f∞l PEOPLE」かな。

莎奈:ドラムは4つ打ちしかしていないからね。

YU-TA:へぇー、それは良い。

ハク:Bメロでホームランするのだけは覚えておいて。

YU-TA:バット持ってくるって事?

莎奈:いや、本当に野球をやるわけではないです(笑)。

YU-TA:あぁ、そういう振り付けがあるって事ね(笑)。でも、本当にセッション出来たら面白そうだなぁ。

莎奈:むしろ、僕たちがライヴやっている時にステージに乱入していただいても構わないです。

YU-TA:っていうか、俺らが客席にいたら楽しくない?

ハク:そっち(笑)?

莎奈:でも、色々と出来たら楽しそうですよね。

YU-TA:まずは自分たちが楽しめないと、イベントってつまらないからね。きっと、お客さんからしても、出演者が楽しそうにしている姿を観る方が面白いんじゃないかな。

ハク:うんうん。

YU-TA:だって、ハクちゃんていつもステージでクールにしてるでしょ。でも、演奏中に俺ら全員が客席にいたら面白くない?

yusuke:もしくは、全く関係ないタイミングでステージを横切る。

ハク:いやもう、それは爆笑しかない(笑)。って、そんな事されたら、確実に演奏にならないと思う。

莎奈:めちゃめちゃ見たいわ、その様子(笑)。でも、何でもありだと思うんですよね、このイベントって。

YU-TA:俺らは大阪だけじゃなくて、仙台とファイナルにも出るんですよ。だから、実現可能な事は何かやりたいなと。

yusuke:そうだね。

YU-TA:でも、とりあえず、来年の事は来年になったら考えるか(笑)。

莎奈:急に(笑)。じゃあ、この対談記事を読んでくれた方にお願いしたいんですけど、何か良いアイデアがあったら僕たちに下さい。どしどし募集しています!

──このイベントを行う事によって、皆さんの仲もますます深まりそうですね?

YU-TA:そうですね。と見せかけて、俺がハクちゃんのベースの弦を陰でこっそり切っているかも。

yusuke:それ、次のライヴでやり返されるから(笑)。

──あと、今回だけでなく、次に繋がるようなライヴをしていただけたらなと思いますよ。

莎奈:あ、そうですよね。「トモダチコレクティブ Vol.2」が出来たら良いですよね。

ハク:それには、もっと友達を集めないと。もちろん、HEROとも、これを機にもっと仲良くなりたいし。

YU-TA:むしろ、俺らが友達連れてくるとかね。

莎奈:あぁ、それも良いですね。今回、僕たちが結成6周年を迎えるという事でイベントも6箇所にしたんですけど、次は7箇所に増やすっていうのも出来るかもしれないし。どう、毎年だんだん増えていくの。

YU-TA:最終的に、フェスみたいになりますね。

ハク:良いなぁ、それ。目指すところはそこだね! という事で、これからイベントを続ける為にも、友達をどんどん増やしていきます。